メナムビーチのおっさん

さて、いい歳こいて、野郎二人で星空にうつつをぬかした次の朝。

もう、どこにも動く気はなくなっていた。

適当に海に入ってすごす。
隣のバンガローのおっさんがバンガローのベランダ？に佇んでいたので、
「ちわーっす」的な声をかけてみる。

「ちわーっす、暇ですね」
「ウム、暇だ。でもいいだろ、このきれいな海さえあれば」
「あと、あの星空もっすね。昨日の夜見とれてました」
「そうだな。あー、お前らはいつ着たんだ」
「昨日です。」
「何日いるんだ」
「まあ、２、３日ですね。次はマレーシアにいくつもりっす。おっさんは？」
「ワシは・・・・そうだな、もうやることもないのでいつもでここにいるのか・・・・」
「いつまでも？？？金大変でしょ？」
「いや、ここは買ったからな」

なんとおっさん、リタイアしてバンガロー買ってすんでて、
ビザ更新も2年に1回とか状態で、ここにすんでいるらしい。
よってほぼ永住。

西洋人は思想がちがう。