トランプ詐欺からの脱出 [マレー半島]
そんな感じでいきなり幸せから絶望へと引き落とされる俺の感情。
「さあ、手口教えるから練習しようぜ」
とか言い出す金歯のおっさんに、
「いや、大学の話は、日本の話は・・・・」と食い下がる俺。
「それは後でいいから、練習しようぜ」
ここで繰り出す得意技、英語わからない作戦。
日本語でわかりませーん的なジェスチャーをするが、コーヒー親父に、
「お前英語分かるだろ」と冷静に突っ込まれる。
コーヒー飲みながらの雑談で結構しゃべってしまっていた。
ここでひねり出す最終兵器。
時計を見ながら「あああああっ!!忘れてたー!!!」
「どうしたよ?」
「俺、このあと友達と約束が・・・やべえ、俺旅行者だから
時間どおりに行かないと友達が心配して警察とか大使館に
連絡しちゃうかも、そしたらめんどくさいでしょ?
だから一旦帰る!!」
その場で思いついたにしては見事な返答だと今でも思う。
・・・・・が、「約束って何時に?どこ?」と冷静な突込みがはいる。
もはや人にいいおっさんじゃなく、悪い目になるコーヒーのおっさん。
「・・・・5時に、電車の駅の喫茶店」
とっさに口からでるでまかせ。
なんだかわけのわからない会話をマレー語?で始めるおっさんたち。
姉ちゃんはお茶を入れて持ってきた。
すると、俺の手にある「地球の歩き方」の○○ページを読め、とおもむろに言われる。
そこには、「トランプ詐欺に注意!!」という注意喚起が。
このおっさん達の手口とまったく一緒。
最後の一文は「とにかく家に行ったらおわり。付いて行かない事。」との名文。
っつーか今俺きちゃってるんですけどー!
その場合どーしたらいいのか書いとけよー!
と心の底から思い、マジでサーって血の引く音が聞こえる気がした。
「ここになんて書いてあるのか訳せ」
話し方も横柄になってくるおっさん。
どっかに電話をかけ始めるいろっぽいねえちゃん。
このねえちゃんとやれるかなー、とか一瞬でも思った俺のアホ!アホ!!
「なんか、エスカレーターとかで引ったくりとかに気をつけろって書いてあります」
って、隣にある記事の事を訳す俺。
っつーかどこに電話してんだよ!ねーちゃん!!
「家に行ったらおわり」って俺この後どうなるんだよ、おい!
出されたお茶にも睡眠薬は行ってるかも知れん、とか思って
まったく手をつけず、沈黙に耐えること5分。
「ピンポーン」と間の抜けたチャイムの音。
うわー、やべえ、とうとうどっかに連行されるんだ、覚悟しろ、
と思ったら、タクシーだった。
さっきの電話はタクシーを呼んでいたのだ。
この瞬間、俺の勝利を確信した。
口からでまかせでもやってみるもんだー!やったー!と
心の中で叫んだ。
そのタクシーに乗せられ、鉄道駅に向かった。
・・・・・・・・・あとから思うと、この旅で唯一乗ったタクシーがこれだった。
「さあ、手口教えるから練習しようぜ」
とか言い出す金歯のおっさんに、
「いや、大学の話は、日本の話は・・・・」と食い下がる俺。
「それは後でいいから、練習しようぜ」
ここで繰り出す得意技、英語わからない作戦。
日本語でわかりませーん的なジェスチャーをするが、コーヒー親父に、
「お前英語分かるだろ」と冷静に突っ込まれる。
コーヒー飲みながらの雑談で結構しゃべってしまっていた。
ここでひねり出す最終兵器。
時計を見ながら「あああああっ!!忘れてたー!!!」
「どうしたよ?」
「俺、このあと友達と約束が・・・やべえ、俺旅行者だから
時間どおりに行かないと友達が心配して警察とか大使館に
連絡しちゃうかも、そしたらめんどくさいでしょ?
だから一旦帰る!!」
その場で思いついたにしては見事な返答だと今でも思う。
・・・・・が、「約束って何時に?どこ?」と冷静な突込みがはいる。
もはや人にいいおっさんじゃなく、悪い目になるコーヒーのおっさん。
「・・・・5時に、電車の駅の喫茶店」
とっさに口からでるでまかせ。
なんだかわけのわからない会話をマレー語?で始めるおっさんたち。
姉ちゃんはお茶を入れて持ってきた。
すると、俺の手にある「地球の歩き方」の○○ページを読め、とおもむろに言われる。
そこには、「トランプ詐欺に注意!!」という注意喚起が。
このおっさん達の手口とまったく一緒。
最後の一文は「とにかく家に行ったらおわり。付いて行かない事。」との名文。
っつーか今俺きちゃってるんですけどー!
その場合どーしたらいいのか書いとけよー!
と心の底から思い、マジでサーって血の引く音が聞こえる気がした。
「ここになんて書いてあるのか訳せ」
話し方も横柄になってくるおっさん。
どっかに電話をかけ始めるいろっぽいねえちゃん。
このねえちゃんとやれるかなー、とか一瞬でも思った俺のアホ!アホ!!
「なんか、エスカレーターとかで引ったくりとかに気をつけろって書いてあります」
って、隣にある記事の事を訳す俺。
っつーかどこに電話してんだよ!ねーちゃん!!
「家に行ったらおわり」って俺この後どうなるんだよ、おい!
出されたお茶にも睡眠薬は行ってるかも知れん、とか思って
まったく手をつけず、沈黙に耐えること5分。
「ピンポーン」と間の抜けたチャイムの音。
うわー、やべえ、とうとうどっかに連行されるんだ、覚悟しろ、
と思ったら、タクシーだった。
さっきの電話はタクシーを呼んでいたのだ。
この瞬間、俺の勝利を確信した。
口からでまかせでもやってみるもんだー!やったー!と
心の中で叫んだ。
そのタクシーに乗せられ、鉄道駅に向かった。
・・・・・・・・・あとから思うと、この旅で唯一乗ったタクシーがこれだった。
2011-07-02 19:25
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コメント(3)
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寝てるだけなのに気持ちよすぎりるゅぅぅぅっ!!
尺 八 フ ェ ラで攻められまくって、俺もうずっとヘブン状態wwww
お金まで貰えたし、こりゃもう風ゾクとか行く意味ねぇな!!wwww
by 黒きとう (2011-07-02 21:27)
ぐりこ様のThe ICEテレビ観戦記の長いコメントを刮目して読んでいて、その下に続くコメントを読むと、その流れに爆笑してしまうのですが、これはネタですか?
by 板野友美 整形のしすぎでクールキャラ (2013-06-14 11:41)
はじめまして。突然のコメント。失礼しました。
by バーバリーブラックレーベル (2013-07-30 21:56)