マラッカにて激辛カレーを食いそこなう

得意の「地球の歩き方」によると、なんとかというレストランの、めっさ辛いカレーがとんでもないとの事。

とりあえず食いにいく俺とツレ。
意外にも結構高級レストラン的な店構えでちょっとひるむ。
値段を見ても大体日本円で2000円くらいは掛かりそうだ。
屋台で食べれば１食200もかからないので、若干ひるむ俺ら。
しかし、マレー半島横断でマラッカって事は、もう先も見えている。
・・・しかし、それでも2000円で、しばし迷った後、店に突入した。

シックな店内。
屋台とはまるで違う。
ウェイターもやたら丁寧にしゃべる。
語尾に「サー」ってやたらつけて来るのがめんどくさい。

なんとかデビルカレーってのが激からメニューということで、それとコメを中心に注文。
「はい！わかりました！」
とやたら威勢のいい返事をして厨房にさる兄ちゃん。

ツレは達観しており、まったく別のメニューを頼んでいる。
ツレの料理は既に来ており、食べ始めているのに、
が、俺の激辛カレーはまったく来ない。
・・・・待つこと約30分、ウェイターが申し訳なさそうな顔で「・・・・すいません、今日は材料が・・・・」
食い物の恨みは怖いよ。
ちっきしょー、食いそびれた、でもいいや、せっかくだしカレーを食おう、
もう舌がカレー準備してるし。
若干怒りながら適当にカレーを頼む。

すると10分後、さっきの場面をビデオで再生したかのように、
ウェイターがやってくる。
もう、大笑いするしかなかった。
・・・・既にツレは食い終わり気味。

適当にチャーハンかなんか頼んで、さっさと食って帰った。

結局、この店でカレーは食えずじまいであった。