SSブログ
ベトナム ブログトップ
前の10件 | -

さようなら初めての旅行 [ベトナム]

そんなこんなで、ベトナム旅行も終わり。
到着後10分で「早く日本に帰りてえ」と思ったクセに、
最終日には、「帰りたくない」ってなってた。

間違いなく、この旅行が俺の人生を変えた
そして今まで行った中で最高に刺激的な楽しい旅行だった。

だからこそ、俺はその後13年、ベトナムには行っていないし、
今後行くつもりもない。

行くチャンスも、行きたいと思うことも、何度もあった。
だけど、だから、ベトナムには二度と行かない。
思い出を保つ為に。

あの旅行を超える刺激や楽しさは、二度とないと思う。
マジで。それは初めてだって事が大きいと思うけどね。
思い出すら大事にとっておきたい、そんな旅行でした。

みんなも行けや。 「初めて」に。

お土産Tシャツと赤いバッグ [ベトナム]

市場での買い物で書いたように、
市場でも大量購入すると安くなる法則に既に気づいた俺は、
Tシャツを大量購入する事にした。

市場の一番大きなTシャツ屋で。
大量購入する⇒いろんな柄を選びたい⇒大きな店、
と自然になる。

一番おきな店に行き値段交渉開始。
1枚1ドルくらいで妥結し、選びまくる。
何しろTシャツをアホみたいに20数枚購入したのだ。
ベトナム国旗の、まさに「ベトナム」って感じのTシャツから、
アニメのキャラクターのぜんぜんベトナムっぽさゼロのTシャツまでさまざま。

ベトナム国旗って、赤の下地に黄色で☆が一個、みたいな絵柄で、
非常にTシャツのデザインとして合うので、
後々気に入って、長く着てた。

んで、20数枚選んだ!買った!・・・・のはいいのだが、
そこで「あ」ってなった。
20数枚のTシャツは、量的に超多いのだ。
カバンに入りきらんよ。。。。


ファングーラオどおりの宿にとりあえずTシャツを置き、
小さなバッグに無理やり詰め込もうとする俺。

無駄な努力を10分ほどした後、
カバンを買いに行く事に。

ファングーラオのはずれの旅行洋品店みたいなところに飛び込む。
「カバンください」
「どんなのですか?」
「大きいのがいいです。とにかく、Tシャツ30枚くらい入るような・・・・」
おもむろにカバンを出してくる店員。
しかし値段は80ドル。
今までフォー屋台で50円でメシ食ってたのに8000円は高い!

まごまごしていると、
「もっと安いのがほしいんでしょ?」
「はい!一番安いの見せてください!」
と即答する俺。
っつーかその頃の俺、そんな貧乏な見てくれになってたのか・・・・
確かに、Tシャツ3枚くらいを回してきてて、
洗濯は流しでじゃぶじゃぶやって終わり、みたいな感じだったからな・・・
俺も即答してるし・・・・


んで、店員が出してきたのが20ドル。
一気に4分の1。なんか安くなった気がする。
俺も結構気に入った。
現品一個しかないらしいが、色もちょうど俺の好きな赤。
これを買おう。
ダメもとで10ドルにまけろって言って、15ドルくらいで買おう、
と思って「10ドルなら買うよ」って言ったら、あっさりOK。
でもいい買い物をした。

なぜか俺も気に入ってて、壊れても直して使っている。
このカバンは、俺が行った旅行の全てについて来た唯一の品物だ。
他には何もないが、このバックパックだけは全ての国に行っている。


そのほか、やしの木?でできた巨大なスプーン/フォークセットを買った。
・・・・・・・・・大体長さ70センチくらいの。
スプーンなんて、そのスプーンの中にカレーライス3杯くらい盛れそうな感じ。
勢いで買ったが、これがその頃通っていた定食屋/喫茶へのピッタリのお土産となった。
店のおばちゃんもよろこんで飾ってくれていた。
ところが、その定食/喫茶が廃業する事になり、おばちゃんはそれを俺に返却。
・・・・・結局、最後は友達に押し付けて逃げました。

買い物は勢いでしろ!!!

1人の親父との出会い [ベトナム]

ベトナム滞在1週間がたった頃、1人の親父とであった。
街中を歩いていると、「日本人ですかー」と声がかかり、
一旦通り過ぎたが、暇だったので行く。

その親父は、屋台に座って俺たちを呼んでいたので、
自然と屋台に座る。
フォー屋台で、既に屋台デビューを果たしていた俺は自然にフォーを注文。
親父はコーラをおごってくれた。
そのコーラを飲みながらトークスタート!

どうもおっちゃんはベトナムが好きで、何度もベトナムに入り浸っているらしい。
おっちゃんはなんと普通ではなくて、話の内容がぶっ飛んでいた。
30にして大学受験を志して大学入学、哲学を勉強してるらしい。
・・・・と言う事は、俺と同じ大学生なわけだ。

話の全容は危険をはらんでいるのでここには書きませんが、
このおっちゃんに会って、世の中にはこんな生き方もあるのか!と実感した。
当然大学生なんだからそんな事知ってるんだけど、実感したのはこれが初めてだった。
非常に刺激的な出会いだった。

世の中には、いろんな人がいるが、小・中・高・大学と進むにつれ、
頭の程度から家庭環境まで、似通った人との交流し貸していない事に
俺はそのとき始めて気が付いた。


ベトナムに行って、「日本人」っていうのが一つのカテゴリーになったからこその出会い。
その出会いが教えてくれた事。

世の中は広いんだ。いろんな人がいる。

今考えると、ある意味、この出会いが、このおっちゃんが俺に声を掛けた事が、 その後の俺の人生をガラリと変えてしまったのだ。

世の中知らない事はドコにだってある。
良く考えれば、やる気になれば、こんな出会いは日本にいてもできるわけだ。
いままでその「出会い」を拾う努力をしてなかっただけで。

心のドアは、常に開けておけ。

ある親父との出会い。
これがこの旅行の最大の収穫だった。

カッパエビせんの偉大さ [ベトナム]

ベトナム旅行も後半のある日、いい加減観光しつくしたので、
街を改めて歩いてみる事にする。

マックを探したが、進出していない模様。
さすがアメリカに勝った社会主義国、ベトナム。
マックが進出していないとは渋い。
《20世紀中の出来事です。今は進出してるかどうか知りません》

でもなんと!
マックはないのにロッテリアはあったのです!
早速潜入。

なんていうかこう、エアコンがガッツリ利いてて、
急に先進国に来た気がした。
やっぱりこういうエアコン万歳なところにくると
落ち着く自分が情けなかった。
こないだまではメコン川上流で首に蛇巻いて喜んで、
「俺もワイルドになれた?」とか思ってたのに。

何を食ったのかは忘れましたが、日本でロッテリアに
入った事なんて数回しかないので味の比較などはできず。


んで、トボトボ街を歩いて疲れたので公園で休む。
炎天下でガンガン歩き、汗ダラダラ状態で気持ちも萎えており、
草野球の親父並みに気持ちを盛り上げる為、
公園で缶ビールを飲むことにする。
店に入りビールを探すと、そこに!!
懐かしいシルエットを発見!

パッケージの絵も違うし、カルビーじゃないけど、
明らかに「カッパエビせん」と分かるものががあった。
缶ビールのお供にもちょうどいいと言う事で即購入。
公園でビールとともに開ける。

「やめられない、とまらない」のキャッチコピーそのままに、
一気にビールとともに流し込む。
味的にはしょっぱい感じもするが、
間違いなく「かっぱエビせん」だった!!


その後、いろんな国でかっぱエビせんを見て、食べたが、
そこにいってもおなじような味がする。
そりゃあ微妙には違うのかもしれないけど
大筋では「かっぱエビせん」だ。
「関西弁」と「東北弁」を同じ言語なんだよ、と
外国人に説明するよりは楽な説明になると思う。

やっぱおいしいから広まるんだろうな。
偉大だ。

っつーか日本のかっぱエビせんがどっかからのパクリなのか?

かっぱエビせんの起源・・・・知っている方の情報求む


メコン川クルーズ② [ベトナム]

話が飛んでしまったが、メコン川クルーズへ話は戻る。

おっちゃんの川へのダイブからの恥ずかしそうな復帰に大爆笑した俺たちは、
無事に目的地らしきところに到着。

目的地とは、「ピーナッツ飴工場」
このピーナッツ飴工場では、ピーナッツを砂糖のドロドロしたヤツに蜂蜜加えて
固めただけ!みたいな超シンプルな飴なんかを作っている。
・・・が、この飴がめっちゃ美味いのだ。
味見してみて美味かったのだが、
宿に帰り着く前にみんなで一袋食べきっちゃうくらい美味かった。
この飴はよく見るとその辺の市場とかでも売っていて、
当然大量購入して日本に帰った。


んで、んで、この工場の見所は、おばちゃんたちの見事な飴包み作業。
とにかくはやい。
「びっくり人間ショー」とかにでてきそうなくらい早い。
それも1人じゃなくてみんな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上。



この工場で、昼飯を食べた。
その後、観光客目当てなのかベトナム人のペットなのか知らんが、
全長2mくらいの蛇が登場。
首に巻いて写真とかを取らせてくれるらしい。

蛇は嫌いなんだけど、ここは一発、首に巻いてみることにする。
毒はないんだけどかまれる危険はあるので、首根っこを押えろとの事。
蛇の首を掴むってのも至難の業なんですが・・・首、ないし・・・。
でもまあ、それらしい場所を押えて蛇を首に巻く俺。

まさに動く蛇皮。
蛇皮のベルトとかあるじゃん。
マジであれが動いているような感じ。
冷血動物らしく、若干ひんやりというか、ぬんめりというか、
とにかくっ、冷たくて意外と気持ちよかった。

首に蛇巻きたい人は、メコンクルーズに参加しろっ!
今すぐに!!

ベトナムの酒 [ベトナム]

ベトナムでは、「333」というビールがあり、最初のほうは、
これを買って宿で飲んでた。
なにせ、怖くて8時に宿に帰るくらいだからね。

でも、途中から壊れだして、ビアホイを飲んでました。
ビアホイってのは要するにドブロクビールみたいなもんで、
各食堂で作っているらしい。

このビアホイがまた、衛生的に問題があるってガイドブックには書いてあったけど、
もはや屋台デビューも果たし、怖いものがなくなったので、
俺は飲んじゃってました。
前にも書いたけど、既に下痢は友達状態だったので、
ぜんぜん怖くなくなってた。

何らかの半透明のプラスチック容器に入って出てくる。
冷えてなくて、氷を入れて飲むんだけど、
これのいいところは、とにかく安い!!
日本円で100円で1リットルとかだった気がする。


あと、最後の最後はやることなくなって、昼真っからビールを
グイグイいっちゃってました。
そのへんのバーで飲んでたんですが、そこで毎日たむろしてるベトナム人の客引き?自称ガイド?
なんかと仲良くなったりして、面白かった。
こういう人とのふれあいが醍醐味ですよね。


・・・・ベトナムに行ったころ、実は未成年なんだけどね。
ベトナムは何歳から飲んでよかったんだろうか?

メコン川クルーズ [ベトナム]

カフェオレ色の川の色、メコン川クルーズに参加。
これまたキムカフェから。

夕方に「明日行きたい」って言えば、翌朝に参加可能。
こんなものがあれば、ファングーラオ通りは旅行者の通りにもなるよな。
超便利だ。

まずは例のごとくキムカフェの前からバスに乗り込み、船着場へ。
そこで船に乗り込む。
水はものすごくにごっていて、まさにカフェオレ色。
水面下は視界ゼロで、全く見えない。
ところどころに浮き草が浮いていて、この下にヴェトコンが隠れていたのもうなづける。

・・・でもまあ、当然だけど今はヴェトコンが隠れている事もない。
全くのどかな東南アジアの農村の絵、そのままの風景が目の前に展開されており、
昼寝でもしたい気分になってくる。

メコン川を下って(上って?)、船を小さな船に乗り換え、メコン川の支流に入る。
小さな船は人が漕ぐタイプで、ベトナム人のおっちゃんが立ち漕ぎしてくれる。
京都の川くだりみたいに。
川は蛇行しており、どんどん細く、マングローブか何か知らないけど、
とにかく両サイドからの木がどんどん川を覆うようになってきて、
まるで植物のトンネル状態に。
これも軽く冒険気分が出てきていい。

・・・だが立ち漕ぎのおっちゃんの頭に木がぶつかりそうになってきて、
まともにたってられなくなりそうなおっちゃん。
加えて川の蛇行・・・これはまさか、、まさか、、、
まさかだけど、やらかしちゃうんじゃないの??と
ワクワク期待し始めたその頃、おっちゃんが期待にこたえてくれた。

ドッボーン
豪快にやってくれました。
川へのダイブ。
内心笑いたいのを、プルプルッとこらえていたが、
おっちゃんが川から船に上がってきた時の、俳優の温水さんにさせたいような、
情けないような恥ずかしそうな、その表情を見て心の風船が弾けとんだ。
大爆笑スタート!!
周りの人も笑い始めて、小船メンバーになんとなく一体感が出る。


話は変わるが、大学一年生の時に新入生勧誘活動の一環で、
空手部が食堂の前で瓦割を披露していた。
暇なので見てたのね、俺。
直接割ると痛いからなのか、瓦の上にタオルを敷いていた。
一人目、無事終了。
二人目スタート!瓦をセット。
その日は風の強い日だったが、更に強くなってくる風。
あまり自信がないのか、瓦の直前でコブシを止める動作を何度も繰り返し、
気合を高めるカラテ家。更に強まる風。

俺は「神風よ、吹け!」と祈りまくってた。
とうとう気合を高め終わって本番に突入したカラテ家。
彼がまさにコブシを振り下ろす瞬間、神風が吹いた!!
もうコブシは止められない!!
その瞬間のカラテ家の「うわああああああっ」って顔!!!

笑いの神が降りて来た瞬間!!!

・・・・瓦も無事、割れましたが、
その後の痛みを堪えるカラテ家の顔で大爆笑。

ベトナム・市場での買い物 [ベトナム]

ベンタイン市場?というところに買い物に行く。
もう、この辺の記憶はあいまいだ。名前すらあいまい。
宿から歩いて行けるくらいの所だから、地図で探せばわかるのだろう。
観光客がいっぱいいるので、ガイドブック見ればのっているのだろう。
めんどくさいので今日はパス。

市場での買い物の面白いところは値段交渉、
それと店の人とのやりとり。
これに尽きる。
市場で「いくらですか」ときくと、「20ドル」とか言われるが、交渉次第で2ドルくらいまで下がる。
10倍の値段吹っかけてやがる・・・・。
「20ドル」と言われて10ドルに値切って買うとうれしくなるが、
最終的には2ドルでも向こうは利益が出るのだ。
このケースでは8ドルの負け・・・

後年、この市場を深く見るに従い
市場で買い物をするコツが自分なりに分かったので書いておきます。
①1件目では買うな 
 市場に売ってるものは、近くに別のブースでガンガン売ってるので、
 値段の相場がわからない一軒目では買わないこと。
 一軒目は、値段を聞いて、適当に難癖つけて逃げる。
 全く気のないそぶりはしない。
 ちょっと欲しいそぶりを出しておくと、去り際に「わかった、10ドルでいいよ」
 とか言って来ることがあるので、戻ってくれば最低その値段以下で買える。

②大きな店でまとめて買え
 大きな店の方が安い気がする。
 まとめ買いの方が安くなるのは世の常。
 こちらがまとめて買うときに安くなるのも一つ、
 あと、大きな店はまとめて仕入れたりしてるので
 原価下がってるので、安くしやすい・・・・のだと思う。


 あと、かなりな技ですが、いきなりめっちゃ低い額を言うと言うのも一つ。
 以前マレーシアでTシャツ(スーパーの相場で30~40リンギくらいのレベル。リンギはマレーシアの通貨)を
 50リンギ位で売ってたのを、10にしろって言ってみたら15リンギで買えた。
 但し、タイで300バーツ(タイの通貨単位)位のものを50にしろって言ったら、
 次に行った時、相手されなかった・・・・


んで、この市場には米軍の忘れ物?みたいなミリタリー関係のものや、
アオザイ用の布とか、コーヒーとか、Tシャツとか、とにかく観光客向けの
お土産を主に扱っているようだった。

ベトナムのこの市場では、コーヒーセット(以前書いたフィルターとコーヒー豆)とか、
ヴェトコンの服一式を購入。
ズボン/シャツ/帽子やベルト、あとなぜか水筒も購入。
ヴェトコンの服セットはたぶん2000円くらい出した。
あとから調べると、半額以下で買えたハズ・・・・
たぶん、俺史上最大のボラレ額だ・・・・
ま、最初だからね。
授業料って事で。

初の屋台へ! [ベトナム]

屋台・・・道路・広場などで立ち売りの商売をするための台を設けた、屋根付きの小さな店。
台車をつけたり、自動車を改造したりして移動できるものもいう。(辞書より)

言葉としては知ってはいたが、食べた事はない。
ベトナムについてもう3日くらいたった頃に、初めて屋台に入ってみた。
それまでは、「こぎれいなレストラン」で飯を食べていた。
「高級店」でも「屋台」でもない、まあ外人もいる食堂。

なにせ初めての海外旅行。
初日に早くも崩れたものの、氷にすら気を付けようという程の警戒振り。
屋台に突撃するのは勇気が必要だった!!

やはりここはベトナム、フォーの屋台に入ることにする。
これは理由があって、今まで入っていたレストランではかろうじて英語が通じていたが、
こっからは英語が通じるかどうか未知の世界だったからだ。

フォー屋台はフォーしかやってないから注文もスムーズだろ!という計算があった。
初めて入った屋台は。一番上の定義どおり、台車で動かせるタイプ。
注文は・・・・これまたガイドブックに頼り、メニューの読み方を確認してから行った。
「フォー・ガー」って言ったら、「チキン?」って言われた・・・・
今になって分かるのだが、その辺は外人ゾーンなので、
単語くらいなら英語通じるのだ・・・・

テーブルの近くにタライがあって、なんか食器とか箸が浮いている・・・・
これから出てくる食器も、あそこで洗われているんだろうなぁ、と思う。
気持ちが滅入ってくる・・・

お望みどおりの料理が運ばれてくる、が!こんな状況である。
目が行ったのは食器である。見た目はOK,でも箸が・・・微妙にぬれてる・・・・
これはあの水か、あのタライの水か、と思ったが、
初日に氷を食ってるのだ。
(実際、最初から最後までずっと下痢ってたよ、俺)
ハライタならもうなっとるわい、下痢は友達だっ!と思い込んで食べる。

フォーは、食べる前に自分で調味料を入れる。
ニョクマム、砂糖、トウガラシ、酢とか。
砂糖は・・・・砂糖の入れ物に茶色いものが混じってて、
それはよく見るとアリなのでパス
ただ、この頃はそばにおいてある調味料を少ししか掛けてなくて、
薄味状態で食べてたけど、
それなりにおいしかった。

食べ終わって、
・・・・あ、値段聞いてなかった。
ボラれたらどうしよう、と思って値段を聞くと、
今まで食べてた料理の3分の1くらいの値段。
日本円で50円くらいだった。
・・・さすがにこれはボラれてないだろう、と思う。

良く考えれば、ベトナムの人も人間、俺も人間だ。
同じものを食べられないわけがない。
地酒は、その土地の料理に合うように作られているという話を聞いたことがある。

せっかくよその国に行ったんだから、その国の人と同じ酒をのんで、
その国のものを食べよう、それには屋台が安くてよい、
とその時勝手に決め込んだ。

・・・さっきまでビビッてたのにね。
人間、現金なもんですよ。

こうして俺は屋台デビューを果たした。

ヴェトコントンネル・クチトンネルへ [ベトナム]

ある日、ファングーラオ通りのキムカフェからバスに乗り、
ヴェトコンのトンネルに行く。
クチトンネルと言うところだ。

バスには30人くらいの観光客が乗り込み、ベトナム人ガイドが付く。
ベトナム人ガイドは、バスの中で英語で本日のスケジュールやら、行くところの簡単な説明を始める。
これで値段は5ドルとか10ドルとかそんなもん。
キムカフェの近くにシンカフェっていう老舗があって、値段も同じようなレベルなんだけど、
たまたまフルだったので、キムカフェに決定という消極的な理由。
大体「明日行きたい」だからしょうがないよな。

トンネルに向かう途中、壊れた?米軍のヘリがそのまま放置。戦車も同様。
始めてみる郊外には、ナパーム弾でできたクレーターみたいなのが多数。
俺が生まれる前とはいえ、この国では「最近」戦争があったんだな、と改めて感じる。

このトンネルは、ベトナムゲリラの隠れ家だ。
アリの巣みたいに地面の下にトンネルを掘っているわけだ。
まさに隠れ家と呼ぶのがふさわしく、一応この中で炊事ができるようになっている。
火を焚くと当然煙が出る。
トンネルの中で火なんか焚いちゃうと煙が充満する。
かといって煙を外に出すと煙で位置がバレちゃう。
まさに四面楚歌的な状況だけど、煙安定部屋みたいなのを作って、
外からパッと見は分からないように煙を出す機構も完備。

入り口は、ベトナム人のサイズでギリギリに作られてて、
アメリカ人が入るには入り口を広げる工事をするしかなくて、
その間に逃げられますよ、と。
そういう仕組みらしく、にんまりとしながらトンネルに入るベトナム人ガイド。
その後、みんなの前でさらに西洋人のおばちゃんに「やってみろ」とトライさせる。
見事に入れない。
次は俺だった・・・・アメリカンサイズな俺は当然入れず。
悔しくて、次は小さな女性を指名。
見事に入った!!!
なんか知らないけどベトナム人に勝った気がした。
空港に続き2勝目!!!


でも今は別の入り口は工事してて、アメリカンサイズでも中に入れます。
俺も入りました。
ベトナム人はかがんで歩いていたらしいが、
俺は完全にほふく前進でないと進めなかった・・・・。
中は真っ暗なので懐中電灯とか必要です。要注意。


こんなトンネルをいくつも作って、アメリカ軍と戦ってたんだな、こいつらは。
あと、別の時に行ったメコン川で聞いたんだが、メコン川の浮き草の下に隠れたりしてたらしい。
世界で唯一アメリカに勝った国、ベトナム。
考えてみるとすごい。
前の10件 | - ベトナム ブログトップ
人気ブログランキングへ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。